9月29日にながいきや本舗初の相談会「和み座withながいきや本舗in神戸」を開催いたしました。

鍼灸師で扇町漢方クリニックの医務局長の谷本篤志先生の子宝相談と妊娠しやすいからだ作りのための勉強会、そして最後は、参加者の方々とのディスカッションで大変盛り上がった一日でした。

勉強会では、講師の谷本先生から「食養生」と「生活リズム法」を教えていただきましたので、ここでお伝えさせていただきます。

○食養の原則

1.身土不二
昔は「三里四方に医者いらず」という言葉がありました。
これは、住んでいるところから12~13キロ四方のものを食べていれば
健康で長生きできるという、昔の人の考え方です。
今でいう「地産地消」というところでしょう。
諸外国からの輸入品の多い現代は、国産品が貴重なものとなっていますが
日本人には、やはり国産品が合うでしょう。
2.一物全体
「食べ物の全部を食べる」という意味です。
全部とは、根から葉っぱまで、それぞれの部位に異なる栄養素が含まれています。
食事とは「いのち」をいただく、ということです。
全体でそのいのちをいただくという意味があります。
3.旬のものをとる
旬のものはもっとも栄養価が高く、かつ、季節のエネルギーを十分含んでいます。

○生活リズム法

月と地球の周期は、女性のからだと深く関係しています。
月の満ち欠けと女性の生理、すなわちホルモンバランスのサイクルは
どちらも28日周期。その両方とも、ある一定のリズムをもって変化していきます。
昔の女性は、月を見ながら自分の生理を感じていました。
今の時代の女性にとって、人間によって作られた社会的リズムから
このような自然のリズムにシフトチェンジすることは
妊娠しやすいからだ作りにおいても、とても重要です。

☆月の満ち欠けの時期におこりやすい身体的変化☆

○満月⇒新月

この時期は「妊娠」への大切な準備の時期、卵胞ホルモンの活性時期にあたり
新月に向かって排卵の準備が始まります。
自然界では、求心力がはたらき、エネルギーは中心へと働きます。
からだにおいても、妊娠の準備のため、エネルギーは中心へ働きます。
無理をせず、ゆったり過ごしてください。
また腰、下半身を冷やさないように、特に気をつけましょう。

○新月⇒満月
この時期は「清掃・浄化」の時期。満月に向かって、月経の準備が始まります。
自然界では、遠心力が働きエネルギーは開放に向かいます。
またこの時期は、子宮内膜の入れ替えに向けて「血の力」を必要とします。
ですので、気持ちとからだを解放させてあげてください。
無理のない範囲で、運動などでからだを動かすのもいいでしょう。
また、睡眠不足や目を酷使することのないように、気をつけましょう。
特に月経前は、のびのびした気分でいるといいですね。

そもそも月の満ち欠けは、海の大潮、干潮にも影響を及ぼしていますし

新月や満月の時に、交通事故や事件の発生率が上がる、というデータもあるそうです。
また、月の満ち欠けは、出産にも関係するとも言われています。

文明が発達した現代でも食となる生物や月など、私たちは自然の影響を色濃く受けているのです。

今「なんとなく不調」を訴える方が多いですがそれは、人工的なものが増えたと同時に自然を無視した行動が影響しているのかもしれません。

自然と調和することは、自然からの大きなエネルギーを受けるということだと思います。
それは「妊娠」「種の保存」という、生物の最大の本能を呼び覚ます大きな力となるでしょう。

その第一歩として、まず月を見ることから始めてみませんか。
次の新月は10月15日、満月は10月30日です。

その日は、夜空を見上げてみて
からだの声を聞いてみてくださいね。